中国・東風汽車、水素車が累計9200台超で国内シェア首位に

中国で水素燃料電池車(FCV)の市場化が進んでいる。自動車大手の東風汽車集団(Dongfeng Mortor Group)によると、同社が市場投入した水素車は5月時点で累計9200台を超え、国内シェアは約3割で業界首位となった。

同社は49トン級大型トラック、軽トラック、バス、清掃車、乗用車など幅広い水素車を展開している。全国40以上の都市で運行され、幹線物流や港湾・鉱山での輸送、都市内配送、清掃業務などに活用されている。

中国政府は近年、水素エネルギー産業への支援を強化している。2025年施行のエネルギー法は水素をエネルギー管理体系に組み込み、今年の政府活動報告も水素エネルギーを経済の「新たな成長分野」と初めて位置付けた。

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今年3月には、工業情報化部、財政部、国家発展改革委員会が第2期となる水素エネルギー都市群モデル事業を始動した。五つの都市群を選び、1都市群当たり最大16億元(1元=約24円)の中央財政資金を、成果に応じた補助として交付する。30年までに燃料電池車の保有台数を25年比で倍増させ、水素の平均末端価格を1キログラム当たり25元以下に引き下げる目標も掲げている。

政策の後押しを受け、FCVの普及は加速している。今年1~4月の国内納入は累計1800台を超え、15の省や直轄市に広がった。このうち水素大型トラックが1079台、冷蔵・冷凍輸送車が450台を占め、中長距離の重量物輸送や低温物流での利用が目立っている。

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業界関係者は、中核技術の成熟と運用コストの低下に伴い、水素車、とりわけ商用車分野での競争力と採算性はさらに高まるとの見方を示している。 【新華社武漢】

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