中国バイドゥ、4〜6月期は広告19%減 AIシフト鮮明に
中国ネット大手のバイドゥ(百度)が8月18日、2026年4~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比約4%減の313億元(約7500億円)、うち中核事業の売上高は252億元(約6000億円)だった。人工知能(AI)クラウド、AIアプリケーション、AIネイティブマーケティングサービスなどAI関連事業は好調で、売上高は25%増の約125億元(約3000億円)に達した。これは、中核事業の売上高の5割を占め、2四半期連続で同水準を維持している。
一方、従来のオンラインマーケティング事業の売上高は同期比19%減の131億元(約3100億円)となり、同社が既存事業の低迷に直面する中で、AIをはじめとする新規事業へのシフトを進める転換期にあることを反映している。
事業構造から見ると、AIインフラが最も力強い成長を見せる分野となっている。26年4~6月期にAIクラウドインフラの売上高は同期比50%増の73億元(約1800億円)に達した。うち、GPUクラウドの売上高は同期比283%増と大幅に伸びた。1~3月期の184%増からさらに加速し、4四半期連続で3桁増の成長を記録している。
利益面では、バイドゥに帰属する純利益は同期比68減%の23億元(約550億円)、純利益率は7%となった。非米国会計基準(Non-GAAP)ベースではバイドゥに帰属する純利益は26億元(約620億円)だった。
また、バイドゥ傘下の動画配信プラットフォーム「愛奇芸(iQiyi)」の売上高は同期比5%減の62億9000万元(約1500億円)。このうち、会員サービス収入は40億1000万元(約960億円)、オンライン広告収入は12億5000万元(約300億円)だった。非米国会計基準ベースの営業損失は約3030万元(約7億3000万円)で、1~3月期の1億5000万元(約36億円)から大幅に縮小した。しかし、米国会計基準(GAAP)ベースでは、4~6月期のバイドゥに帰属する純損失は2億8800万元(約69億円)となり、前年同期の1億3400万元(約32億円)からさらに拡大した。
愛奇芸は現在、AIの活用を戦略の重点と位置づけ、コンテンツ制作の効率を高め、コスト構造の改善を図っている。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)