テレワークツール競争激化 アリババ「Dingtalk」は3倍以上増、「WeChat Work」は84.8%増

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テレワークツール競争激化 アリババ「Dingtalk」は3倍以上増、「WeChat Work」は84.8%増

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4月27日、中国のリサーチ会社「Trustdata」は『2020年第1四半期モバイルインターネット産業発展分析報告』を発表し、新型コロナウイルス感染拡大の影響下において中国の同産業に見られる新たな変化や全体的な局面を総括した。中国における同産業は基本的に安定しており、アリババ、テンセント(騰訊)、バイトダンス(字節跳動)、美団(Meituan)、バイドゥ(百度)などに代表される大手企業によりこれまでの優位性が強固になっているのと同時に、新興市場におけるシェアの独占や分割の動きも見られる。

具体的な例としては、オフィスワーク分野だ。コロナウイルスの感染拡大は急激にリモートワーク需要を喚起した。各企業が展開するオフィスツール、例えばアリババの「DingTalk(釘釘)」、テンセントの「WeChat Work(企業微信)」、バイトダンスの「飛書(FEISHU、海外版「Lark」)」、バイドゥの「百度網盤(Baidu Netdisk)」などがトップグループとして勢いを増している。Trustdataのデータによると、2020年3月、WeChat Workの1ヶ月当たりのアクティブユーザー数(MAU)は前年同月比84.8%増加した。DingTalkに関しては成長率が369.7%に達し、同月中のモバイルアプリランキングTOP20にもランクインするなど、業界を主導する存在となっている。

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