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6月15日、中国新エネルギー車大手「比亜迪(BYD)」傘下で半導体事業を手がける「比亜迪半導体(BYDセミコンダクター)」が、資金調達を発表した。比亜迪が深圳証券取引所に提出した文書によると、同社は5月26日に「セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)」や「中金資本(CICC Capital)」などからの出資受け入れを表明していたが、これに続いてさらなる増資を行うべく、新たな戦略投資家を受け入れるという。
今回の調達額は総額およそ8億元(約121億円)になる見込みで、これは5月の資金調達時における比亜迪半導体の企業価値である75億元(約1135億円)から見積もった金額だ。資金調達後の同社全株式に対する、今回の出資者全体の持株比率は総計で約7.84%で、一方親会社である比亜迪の持株比率は72.3%となる。文書に掲載されている出資者リストには、韓国のSKグループ、スマホ大手シャオミグループ(小米)、パソコン大手のレノボグループ、「招銀国際資本(CMB International Capital)」、「中信産業基金(CIPICPE)」、「中芯聚源(China Fortune-Tech Capital)」、「深圳華強(Shenzhen Huaqiang)」、および「上海汽車(SAIC MOTOR)」や「北京汽車(BAIC Group)」系列の投資ファンドなどが名を連ねている。比亜迪は、これらの企業と将来的に業務リソースの統合、提携を行っていく計画だという。
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