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トヨタ出資の自動運転企業「Pony.ai」、自動車製造進出か

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自動運転技術開発のユニコーン企業「小馬智行(Pony.ai)」が自動車製造に乗り出すことが、関係者の話で分かった。同社はすでに上海で10数人のメンバーを擁する完成車担当チームを立ち上げている。

小馬智行は年初から自動車製造の準備を開始し、複数の大手自動車メーカーから管理職を引き抜こうとしている。現時点で同社は乗用車を製造するだろうと見られているが、ロボタクシー用の車両となるのか、それとも市販車となるのかは不明だ。製造を外部委託する可能性もある。

関係者は、小馬智行は上場を目指しており、自動車製造もその一環と見ており、「今年9月までに情報を公表するだろう」と話す。

小馬智行は今年2月にシリーズC+で 1億ドル(約110億円)を調達し、この時点での評価額が53億ドル(約5800億円)超となった。自動車製造を正式に開始すれば、IPO時の評価額は100億ドル(約1兆1000億円)に達する可能性がある。

上記のことについて小馬智行に確認したところ、自動車製造に関しては「自動運転に関連する各セクターの見通しは明るく、当社は適宜戦略を調整していく」との回答が得られたが、上場についてはコメントを得られなかった。

今年に入ってから、IoT家電・スマホ大手のシャオミ、バイドゥ、ライドシェア最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」などが自動車製造への参入を表明している。スマートカーを売りにするこれらの企業と比較すれば、自社でL4の自動運転技術を開発する小馬智行が自動車製造に乗り出すことはそれほど意外ではない。

2016年末に創業した小馬智行は500人強の従業員を抱え、シリコンバレー、広州、北京、上海に開発センターを持ち、それぞれの地域でロボタクシーの試験運用を開始している自動運転の有力企業だ。同社のこれまでの資金調達額は11億ドル(約1200億円)で、IDG Capital、セコイア・キャピタル、トヨタ自動車などが出資している。

技術力があり、資金も潤沢な小馬智行だが、ロボタクシー全体の先行きは不透明だ。この業界のトップは10年以上の歴史を持つグーグル傘下のWaymoだが、今年4月以降、WaymoのCEOのJohn Krafcik氏、CFOのGer Dwyer氏、自動車分野の最高責任者Adam Frost氏などが相次いで辞任した。

そのため、小馬智行はロボタクシー以外の収益方法も検討している。今年3月31日に開始した自動運転トラックの「小馬智卡(PonyTron)」がその一つだ。自動運転トラックに対する資本市場の評価は高く、当該業界の「図森未来(TuSimple)」は今年ナスダック上場を果たし、時価総額が90億ドル(約9900億円)を超えた。

ロボタクシー事業自体の収益力を高めることも必要だ。既存のロボタクシーの多くが市販車を改造したものであり、改造費用と維持費が非常に高くなっている。そのため、バイドゥや小馬智行はロボタクシーに特化した車両を製造することでコスト抑制を図っていると見ることもできる。

しかし、自動車製造は決して簡単な事業ではない。小馬智行のように高度な自動運転技術を保有していても、資金力、経営効率、人材など課題が多い。果たして同社は、無事に自動車製造という冒険の旅を終えることができるのだろうか。

(翻訳・小六)

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