深圳証券取引所に上場している美容医療向けの皮膚充填剤メーカー「愛美客技術発展（Imeik Technology Development）」（以下「愛美客」）が、年内に香港に重複上場し、20億～30億ドル（約2200億～3300億円）を調達する計画だという。ロイター傘下の金融メディア「IFR （International Financing Review）」が関係者の話として報じた。

報道によると、愛美客は香港上場に向けスポンサーに中金公司（CICC）とJPモルガン・チェースを選定済みで、7月中もしくは8月にも香港証券取引所に上場申請書を提出する計画とのこと。

2004年に設立された愛美客はヒアルロン酸充填剤を主力としており、昨年9月に深圳証券取引所の新興企業向けボード「創業板（ChiNext）」に上場。上場から1年足らずで創業板ナンバーワンの高値株になり、資本市場で最も注目を集める美容医療関連株となった。