中国車載電池最大手CATL、独BASFと戦略的協力パートナーシップ確立

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【新華社北京9月19日】中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は16日、ドイツ化学大手BASFと電池材料ソリューション分野で戦略的協力パートナーシップを確立したと発表した。正極活物質(電池の電極材料、CAM)と電池リサイクルなどで協力する。持続可能な電池バリューチェーンを構築することで、CATLの欧州での現地化を進め、世界のカーボンニュートラル(炭素中立)実現目標の達成を後押しする。

CATLは現在、リチウムイオン電池の現地生産に向け、欧州初の工場をドイツで建設している。これは同社が欧州の顧客や消費者のため、現地化されたサプライチェーン(供給網)形成を加速させていることを示す。

BASFはCAM分野で高い競争力を持ち、世界各地に製造・研究拠点を持つ。欧州では先進的な製法・技術を活用することで、生産プロセスにおいて最適なクリーンエネルギーの組み合わせを採用している。地元の安定した原材料サプライチェーンとより短時間、効率的な物流により、同社のCAM生産は業界に先駆け、カーボンフットプリント(炭素の足跡、製品の製造から廃棄までの二酸化炭素排出量を表示する仕組み)を実現しようとしている。

CATLはBASFとの協力を通じ、現地化した電池リサイクルネットワークを形成するほか、安定した原材料サプライチェーンを構築し、欧州顧客向けサービスの向上を図る。BASFは車載電池の世界大手とCAM・電池リサイクル分野で緊密に協力することにより、専門性を深め、世界市場での地位を強化する。

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