【新華社北京11月4日】中国石油大手の中国石油化工集団（シノペック・グループ）は4日、米ベンチャーグローバルLNGと、液化天然ガス（LNG）年間400万トンを20年間購入する長期売買契約を結んだと明らかにした。

中米両国が結んだLNG長期契約としては最大規模となる。ベンチャーグローバルLNGは米ルイジアナ州のプラークマミンズ郡プロジェクトを通じてLNGを供給する。

中国石油化工集団傘下の中国国際石油化工連合（UNIPEC）は、ベンチャーグローバルLNGのカルカシューパス・プロジェクトからLNG380万トンを購入する。

中国石油化工集団の馬永生総裁は、今回のLNG長期売買契約の締結について、両社が世界的なエネルギー転換に貢献するとの高い共通認識を示しており、二酸化炭素（CO2）排出量ピークアウトとカーボンニュートラル（炭素中立）の目標実現を促進する上で、重要な意義があるとの見解を示した。

ベンチャーグローバルLNGのマイク・セイベル最高経営責任者（CEO）は中国石油化工集団との提携について喜びを示し、中国に低コストで信頼性と安全性の高いクリーンエネルギーを提供し、中国のエネルギー転換を後押しすると述べた。 　ベンチャーグローバルLNGは、北米メキシコ湾における重要なLNGサプライヤーで、豊富な天然ガス資源を利用して世界にクリーンで経済的なLNGを供給している。