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【新華社天津2月22日】中国の観光都市や観光地で人気のドローンショーは、中国の文化観光市場について知るための切り口の一つになる。ドローンショーの盛り上がりの背景には文化観光市場と中国経済の回復の進行がある。
中国文化・観光部データセンターの推計によると、春節(旧正月)連休期間(1月21~27日)の国内旅行者は延べ3億800万人に上り、前年同期比23.1%増加し、国内観光収入は3758億4300万元(1元=約19円)で30.0%増えた。
ドローンショーの運営企業は一方で文化観光市場につながり、もう一方でドローン産業チェーン全体のハイエンド製造業とつながっている。
中国航空機大手、中国航空工業集団が発表した「ゼネラルアビエーション(一般航空)産業発展白書(2022)」によると、中国で一般航空の経営許可証を取得したドローン運航会社は1万2千社を超えた。
産業用ドローンメーカーの一飛智控(天津)科技(efyテクノロジー)は19年から1万機を超えるドローンを販売してきた。今年最初の3千機の受注は間もなく生産に入る。この受注はハイエンド産業製造チェーン全体を引っ張ることになる。
中国のある研究機関によると、ドローン産業チェーンの川上にはセンサー、バッテリー、リモコン受信機、複合材料、飛行制御システム、ナビゲーションシステム、通信システムなど16種のコア部品製造企業が含まれる。製造業大国は再び機械のごう音を立て始め、革新の活力も絶えず放出され、国際機関は中国経済の成長予想を次々と上方修正している。
天津大学ロボット・自律システム研究所の斉俊桐副所長率いるチームは近年、この業界を長年悩ませてきた自律飛行制御や群制御などの重要コア技術100件以上を解決してきた。中国の無人ヘリ自律制御とドローン群制御の技術は世界の先進水準に達している。
白書のデータによると、中国はここ数年、ドローン業界の製造・技術強国に急成長し、ドローンの出荷機数はすでに世界の70%を占めている。
一飛智控は22年下半期(7~12月)から日本やドバイなどの国・地域でドローンのパフォーマンスを開始した。同社の張雲副総経理は「海外市場の需要は高まっており、世界各地の夜空でますます多くの中国のドローンの姿が見られるようになるだろう」と語った。
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