中国企業、スイス証券取引所での上場を加速

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【新華社北京3月10日】スイス証券取引所(SIX)はこのほど、リチウムイオン電池製造設備を手掛ける浙江杭可科技が2月23日に同取引所でのグローバル預託証券(GDR)上場に成功したと発表した。資金調達額は1億7200万ドル(1ドル=約136円)で、同取引所でGDRを発行した10社目の中国企業となった。
 
SIXでは22年7月28日、建材メーカーの科達製造股份、電池リサイクルの格林美(GEM)、車載電池メーカーの国軒高科、化学素材メーカーの寧波杉杉が中国企業の第1陣としてGDR発行を完了。中国・スイス間の預託証券(DR)相互取引制度「中瑞通」の運用が正式に始動した。中国企業の同取引所での上場は加速し、スイスでのGDR発行は新たなトレンドとなっている。
 
SIXに上場する中国企業10社のGDR発行による資金調達額は合計33億5800万ドル。うち最高は22年12月28日に上場した織物製品メーカーの江蘇東方盛虹の7億1800万ドルだった。次点は最初に上場した国軒高科の6億8500万ドルだった。
 
SIXのトーマス・ジーブ取締役会役員は取材に対し、スイスは欧州の重要な投資先で、SIXにはスイスの食品大手ネスレ、製薬大手のロシュやノバルティスなどの有名企業が上場していると指摘。中国企業はSIX上場で国際投資圏での存在感を間違いなく増すだろうとし、欧州に生産ラインを設けたい中国企業にとっては、欧州の投資家に企業の経営や事業をよりよく理解してもらうことにもつながるとの見方を示した。

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