中国石油のシノペック、カタールの大規模LNGプロジェクトに出資

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中国の石油大手、中国石油化工集団(シノペック・グループ)は12日、カタールの国営エネルギー会社カタールエナジーとノースフィールド・ガス田の拡張プロジェクトに出資する契約を同国の首都ドーハで結んだと発表した。カタールエナジーがシノペックに拡張プロジェクトの持ち分の1.25%を譲渡する。

シノペックによると、カタールエナジーは世界三大石油会社の一つで、天然ガス生産・販売の世界大手でもある。ノースフィールド・ガス田は世界最大の単一ガス田で、拡張プロジェクトは2026年に生産を始める予定。世界最大の液化天然ガス(LNG)プロジェクトとなり、総投資額は287億5千万ドル(1ドル=約133円)を見込む。カタールの年間LNG輸出量を現在の7700万トンから1億1千万トンに引き上げることになるという。

シノペックの馬永生董事長は、同社にとってカタールエナジーは最も重要な協力パートナーの一つで、両社の協力は中国のエネルギー消費構造の最適化、クリーンエネルギー供給の安全性、安定性、信頼性の向上に寄与すると語った。

両社は22年11月、カタールエナジーがシノペックに年400万トンのLNGを27年間供給する契約を結んでいる。(新華社北京)

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