独ボッシュ、中国で過去10年の投資額は累計1兆円以上

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ドイツ自動車部品大手のボッシュはこのほど、世界経済の見通しが楽観視できない中、中国経済の回復が世界経済の原動力になっているとともに、ボッシュの販売を伸ばす重要な原動力の一つにもなっていると述べた。同社は今年、各事業の発展を加速させ、中国における生産能力と研究開発能力を高める方針という。

ボッシュのシュテファン・ハルトゥング会長はこのほど開かれた記者会見で、22年の売上高と利益がいずれも予想を上回ったとし、世界の経済環境は依然として厳しいが、ボッシュは事業のさらなる成長を希望していると述べた。

22年の中国市場での売上高は前年比3%近く増の1321億元(1約2兆6000億円)だった。自動車市場の需要回復やボッシュのハードウエアやソフトウエア、サービス能力により、自動車・スマート交通技術事業の売上高は初めて1000億元(約2兆円)を超えた。

ハルトゥング氏によると、中国市場での売上高は世界市場の5分の1を占め、中国で生産された製品の8割は現地市場に供給された。同社は今年1月、約10億ユーロ(約1490億円)を投じ、新エネルギー車(NEV)中核部品と自動運転研究開発製造拠点を江蘇省蘇州市に設立し、主に中国市場向けにサービスすると発表した。

ボッシュの中国法人、博世(ボッシュ)中国の陳玉東総裁は、中国市場はスマート化、電動化モビリティー、スマート製造、持続可能な発展などの分野に大きな潜在力と機会があるとの見方を示した。その上で、顧客ニーズを中心に、現地化生産と研究開発能力のさらなる強化がボッシュの中国市場における長期発展戦略の中核であると述べた。

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同社は中国市場で好機をつかむために投資を続けており、過去10年の投資額は累計500億元(約1兆円)に上り、22年の中国での研究開発費は100億元(約2000億円)に上った。(新華社フランクフルト)

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