市場調査会社Canalysのリポートによると、2023年4～6月期の「パーソナルスマートオーディオデバイス」（完全ワイヤレスイヤホン、ワイヤレスヘッドホン、ネックバンド型イヤホンを含む）の世界出荷台数は前年同期比2％増の9568万台だった。前年同期比15％減だった1〜3月期と比べ、やや復調した。

完全ワイヤレスイヤホン（TWS）の出荷台数は6816万台と市場の大半を占めた。前年同期比では8％増となった。

TWSのメーカー別シェアランキング1位は、米アップルの26％で、出荷台数は前年同期比で2％増加した。2位の韓国サムスン電子は9％だった。傘下のJBLが発売したTWSのエントリーモデルが好調で、出荷台数は3％増加した。3位に浮上したのは、優れたコストパフォーマンスが人気のインドの「boAt」で、シェアは7％、出荷台数は38％増と大きく伸びた。4位のシャオミ（小米科技）はシェア5％、5位のOPPOは4％だった。

中国市場のシェアは、シャオミが15％で1位となった。100元（約2000円）台から1000元（約2万円）台まで幅広い価格帯の製品が人気でシェアを伸ばした。アップルは14％で2位に甘んじた。

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（36Kr Japan編集部）