中国商務部、国家統計局、国家外貨管理局が9月28日に共同発表した「2022年度中国対外直接投資統計公報」によると、22年の中国の海外直接投資（FDI）は1631億2000万ドル（約24兆3000億円）で、世界2位となった。

中国の投資家は22年末時点で、190の国・地域に現地法人4万7000社を設立している。地域別ではアジアが約6割で最多。北米が13％、欧州が10.2％、中南米が7.9％、アフリカが7.1％、オセアニアが2.6％を占めた。「一帯一路」沿線国で設立された現地法人は1万6000社だった。

また、中国のFDIは18の産業分野をカバーしており、中でもリース・ビジネスサービス業、製造業、金融業、卸・小売業、鉱業、交通運輸業などへの投資額はいずれも100億ドル（約1兆4900億円）を上回っている。

＊23年9月30日のレート（1ドル＝約149円）で計算しています。

（36Kr Japan編集部）