独アウディ、23年決算は13%増収 中国で現地化強化へ

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ドイツ自動車大手アウディがこのほど発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比13.1%増の699億ユーロ(1ユーロ=約164円)、営業利益が17.0%減の63億ユーロで、営業利益率は9.0%だった。営業活動によるキャッシュフローは前年並みの47億ユーロとなった。同社は24年の売上高を630億~680億ユーロ、営業利益率を8~10%と予想する。
 
23年の世界納車台数は190万台と17.0%以上増え、特に欧州(納車台数19.0%増の75万5千台)、中国(13.0%増の73万3千台)、米国(21.0%増の23万5千台)などの主要市場で大幅な伸びを実現した。電気自動車(EV)の世界販売台数は51.0%増の17万8千台を超え、電動化も加速し続けた。
 
同社は中国の現地化戦略をさらに強め、ハイエンドな製品とエコシステム、顧客体験という三つを柱として、中国でのハイエンド電動モビリティーの発展を推進する。製品面では、同社にとって中国初の純電気自動車(BEV)生産拠点となる中国第一汽車集団との合弁子会社、奥迪一汽新能源汽車(吉林省長春市)がアウディとポルシェが共同開発した電気自動車(EV)用プラットフォーム「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)」をベースとする車種の先行生産を24年始めに開始し、24年末には中国向けに設計したモデルのSUV「Q6L e−tron」の生産を本格化する。23年7月に締結した戦略覚書に基づき、アウディと協力パートナーの上海汽車集団は提携を深化させ、現地生産の製品ラインナップの拡充を急ぐ方針で、計画の第一歩として、EVの新型車を発売することで、これまで進出できていなかった中国の細分化された各種自動車市場に進出するとしている。(新華社北京)

上海汽車集団、アウディとEV開発に向けた提携で合意

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