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物流の最終拠点から消費者に荷物を届ける「ラストワンマイル配送」で急成長中のカナダの物流スタートアップ「UniUni」がこのほど、シリーズC2で3000万ドル(約46億5000万円)を調達した。Bessemer Venture Partnersが出資を主導し、Celtic House Venture PartnersやLFX Venture Partners、愉悦資本(Joy Capital)および藍馳創投(Lanchi Ventures)が参加した。
今年1月にはシリーズB2で2000万ドル(約31億円)を、4月にはDCM Venturesが主導するシリーズC1で5000万ドル(約77億5000万円)を調達しており、今年に入ってからの調達額が1億ドル(約155億円)に達した。
今回調達した資金は米国事業の拡大に充て、倉庫の増設や運営効率向上、仕分けセンターに導入したロボットの精度向上、ソフトウエア技術のブラッシュアップなどを進めるほか、人工知能(AI)を活用して顧客サービスと配送ルートの連携を強める方針だという。
UniUniは2019年、「物流版のUber」を目指して設立された。自家用の車やバイクを持つ契約ドライバーに荷物を届けてもらう「クラウドソーシング物流」モデルで北米の物流市場に切り込み、密な配送ネットワークを構築すると同時に、デジタル化サービスシステムと規格化したサービスフローを段階的に整備している。現在は、AmazonやeBayのほか、SHEIN、Temu、TikTokなどの有力電子商取引(EC)プラットフォーマー向けに、高品質なラストワンマイル配送と関連サービスを提供する。
創業者の魯俊偉(Peter Lu)氏は上海交通大学を卒業後、移住先のカナダでUniUniを設立した。
*1ドル=約155円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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