アリババ「Fliggy」傘下の民泊、日本で宿泊不動産事業「AKATSUKI」を始動 インバウンド需要にも対応

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中国最大級の民泊プラットフォーム「小猪(シャオジュ)」は2024年12月に東京で開催されたイベントで、日本の宿泊用不動産を手がける「SOZONEXT」と提携し、宿泊施設運営代行管理事業「AKATSUKI」を立ち上げたと発表した。

小猪はアリババグループのオンライン専用旅行会社(OTA)「Fliggy(フリギー)」傘下の企業で、5000万人以上のアクティブユーザーを抱え、世界710都市以上で80万件以上の物件を展開している。2019年に日本に拠点を構え、民宿の営業許可を取得。中国人観光客へのサービスを拡充し、日本市場での競争力を高めている。

今回立ち上げたAKATSUKIで、SOZONEXTは多様な宿泊施設を管理し、インバウンド観光客に快適で安全な宿泊体験を提供する。また、日本各地に点在する未活用施設や築古施設を活用した再生プロジェクトのほか、地域観光の活性化などを通じ、地元の特色を生かした新しい宿泊体験も展開していく。宿泊業界と不動産業界の垣根を超えた協業にも期待が集まる。

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SOZONEXTは自社開発した宿泊施設向け無人/省人化ソリューション「STARRY」を、小猪は強力な集客力と広範なユーザーベースを提供。両社の強みを融合することで、日本市場での存在感をさらに高めていく。STARRYは、物件のリモート管理やデータ分析に基づく管理の最適化を通じ、物件運営の効率化と管理コストの削減を実現する。今後は地方の宿泊施設にも最新技術を導入し、地域経済の活性化に寄与していくという。

近年、日本の不動産投資市場は盛り上がっており、特にホテルや民泊のような宿泊事業運営が可能な利回りの高い物件への投資が注目を集めている。インバウンド観光客の増加に伴い、国内の宿泊施設需要が急増し、海外投資家からも熱い視線が向けられている。

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(36Kr Japan編集部)

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