【動画】中国発ロボットハンド「Xynova」、120億円調達でユニコーン入り 1万台量産へ

中国のロボットハンド企業「曦諾未来(Xynova)」がこのほど、シリーズAの追加ラウンドで5億元(約120億円)を調達したと発表した。本ラウンドは生活関連サービス大手「美団(Meituan)」が主導した。今回の資金調達により、曦諾未来の累計調達額は約15億元(約350億円)に達し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。

2024年末に杭州で設立された曦諾未来は、自由度の高いロボットハンドの研究開発に注力している。モーター、電子制御、ボールねじからアルゴリズムに至るまで、全工程を自社開発・自社生産できる数少ない中国企業の1つだ。これまでに、寧徳時代(CATL)、シャオミ(小米)、京東集団(JDドットコム)、理想汽車(Li Auto)、蔚来汽車(NIO)などから出資を受けており、新エネルギー車(NEV)、EC(電子商取引)物流、生活関連サービスなどの分野を網羅する産業資本による株主構成を築いている。

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美団は、ロボットの商業化を握る鍵は複雑な環境下での器用な操作性にあり、高自由度な5本指のロボットハンドが人型ロボット(ヒューマノイド)の核心部品になるとの見解を示した。そのため同社は、曦諾未来の今後の技術的アプローチや量産可能性を高く評価している。一方、シャオミの戦略投資部門はエンジェルラウンドから出資を続けている。

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製品面では、世界初の23自由度を備えた「ケーブル(ワイヤ)駆動+ダイレクト駆動のハイブリッド駆動ロボットハンド「Xynova Flex 2」をすでに発売している。Xynova Flex 2の指は、人間の手のように開閉し、左右への動き、親指を他の指と向かい合わせる動作が可能で、非常に滑らかな動きだという。また「小脳」に似た制御アルゴリズムを搭載しており、触覚や力覚などのフィードバックに基づいて動作をリアルタイムで補正し、指の姿勢や把持力を自律的に調整することができる。

同社は2026年末までに年間1万台を供給できる生産体制を整え、精巧な手先動作が可能な製品の普及を加速させる考えだ。

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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