中国MIXUE、店舗2割増でも売上は横ばい 6万4000店で見えた成長の壁
中国最大のティードリンクチェーン「蜜雪氷城(MIXUE)」を展開する蜜雪集団(02097.HK)が8月27日、2026年上半期(1~6月)の業績を発表した。売上高は前年同期比2.3%増の152億1600万元(約3700億円)、親会社株主に帰属する純利益は14.7%減の22億9600万元(約550億円)、粗利益率は1.2ポイント低下して30.4%となった。
店舗数は依然として急速に拡大している。6月末時点で、蜜雪集団の全世界の店舗数は20.7%増の6万3987店舗に達し、17カ国に展開している。そのうち、中国本土の店舗は5万9609店舗で、その半数以上が三線都市(地方主要都市)およびそれ以下の都市に位置している。海外店舗は4378店舗となった。
しかし、店舗の拡大と売上高の伸びには明らかなギャップが生じている。上半期の店舗数は前年同期比で2割以上増加したものの、売上高の伸びはわずか2.3%にとどまった。26年上半期の同社の商品および設備販売による売上高は2.1%増の147億9800万元(約3600億円)で、フランチャイズおよび関連サービスの売上高は10%増の4億1800万元(約100億円)だった。
一方、店舗網の過密化に伴い1店舗あたりの経営が圧迫されるなか、同社は今年、新たな投資サイクルへと舵を切った。食品安全の徹底やサプライチェーンの強化、製品クオリティの底上げに向けた投資を急速に推し進めている。 また、同社は昨年のフードデリバリーを巡る激しい値引き競争によって前年の売上高が押し上げられ、その反動で今年は高い前年実績が比較の基準となっていることに加え、ティードリンクやコーヒー市場の競争激化も、今年の業績に影響を及ぼしていると説明している。
蜜雪は利益の伸びが鈍化する中、上場後初めて特別配当を発表した。1株当たり2.65元(約64円)で、配当総額は約10億600万元(約240億円)。これは上半期の親会社株主に帰属する純利益の約44%に相当する。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)