テスラの人型ロボ「Optimus」、生産開始 週2万台には「少なくとも1年」

米テスラは10月21日に発表した2026年7~9月期の事業報告で、人型ロボット(ヒューマノイド)「Optimus(オプティマス)」について、米カリフォルニア州フリーモント工場の大規模生産ラインで開始したと明らかにした。同社によると、初期生産品は量産品質の基準を満たしており、現在の製造工程は商用製品の生産に対応できるという。

ただ、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、Optimusはまだ「初期生産段階」にあると強調した。生産ラインは年間100万台の量産を想定して設計され、設備の大部分はすでにフリーモント工場に搬入されているものの、週約2万台の生産ペースに達するには少なくとも1年、あるいはそれ以上かかるとの見通しを示した。

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さらにマスク氏は、Optimusは新しく複雑な製品であり、サプライチェーンや製造設備、設計の細部を調整する必要があると説明した。生産立ち上げの初期段階では増産ペースが緩やかで、途中でさまざまな問題が生じることも予想されるとした。テスラは生産スペースを確保するため、フリーモント工場にあった「モデルS」と「モデルX」の生産ラインをすでに撤去している。

同氏は、OptimusのAI、電気・機械系の設計、信頼性、稼働時間や使用寿命などの課題は27年末ごろまでに解決し、その時点ではテスラ以外の企業への納入を開始できるとの見方を示した。計画通りに進めば、27年4月ごろには自社開発のAIチップ「AI5」をOptimusに搭載する予定だ。

訓練用データも重要となる。マスク氏によると、テスラはロボットにさまざまな作業を繰り返し練習させ、そこで得られたデータをモデルの改良に生かすため、「Optimus Academy」の整備を進めている。こうした訓練に参加させるため、約1~2万台のロボットを生産する必要があるとの見方を示した。

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テスラはOptimusの実際の生産台数を公表していない。マスク氏はこれまで、ロボットハンドが主要な技術課題の1つだと指摘している。また、中国によるレアアース磁石の輸出規制もOptimusの生産に影響し、プロジェクトが数カ月遅れたと述べている。

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(36Kr Japan編集部)

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