アップルが韓サムスンとLGにパネル発注、有機ELディスプレイ搭載iPadを22年発売か

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アップルが韓サムスンとLGにパネル発注、有機ELディスプレイ搭載iPadを22年発売か

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12月16日、韓国メディア「ET News」は、米AppleがiPadシリーズに有機ELディスプレイ(OLED)を初搭載するため、韓国サムスンディスプレイおよびLGディスプレイにパネルを発注したと報じた。有機ELディスプレイ搭載の新製品は2022年に発売されるという。サムスンは2022年に、LGは2023年にパネルの供給を開始するとしている。この件について、サムスンディスプレイおよびLGディスプレイはいずれも、顧客に関するいかなる情報も開示できないと述べている。

世界出荷額の30%を占めるAppleは、2020年に有機ELディスプレイの調達数が世界最多となる見込みだ。Appleのサプライチェーンへの加入は、ディスプレイ企業にとって魅力的であることは言うまでもない。

中国では有機ELディスプレイの生産能力が急速に向上しているが、需要と供給のミスマッチにより、中国国内のディスプレイ企業はレイアウトのフォローを急いでいる。「京東方(BOE)」、「天馬微電子(Tianma Microelectronics)」、TCL子会社の「華星光電(TCL China Star Optoelectronics Technology)」なども次々と有機ELディスプレイ分野を強化している。

米調査会社フロスト&サリバンによると、2018年から2022年にかけて、世界では中小規模の有機ELディスプレイ生産ラインが12本増加した。このうち6本は中国にあり、中国は世界第2位の有機ELディスプレイ生産国になると見込まれている。

しかし、Apple最大のサプライヤーである韓国のサムスンとLGは、依然として世界で重要なディプレイメーカーだ。京東方は2度にわたりAppleによる有機ELディスプレイの受注を試みたが認証されず、「iPhone 12」シリーズに搭載される有機ELディスプレイへの採用を逃している。

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