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ホームセキュリティ技術を提供する「致瓴科技(Glazero)」が、プレシリーズAで5000万元(約9億円)を調達した。リード・インベスターは「琮碧秋実投資(Rothsfortune management)」、コ・インベスターは既存株主の「雲時資本(Seas Capital)」。同社は過去2回の資金調達で計7000万元を調達していた。
Glazeroは2020年12月に設立され、ホームセキュリティ機器ブランドの「AOSU」と「DEKCO」から家庭用セキュリティカメラやスマートドアホンなどを発売している。
同社は現在、北米市場を中心として主にECプラットフォームを通じて製品を販売している。創業者の丁振氏は、同社の海外ブランドに対する優位性は中国国内のサプライチェーンで、国内ブランドに対する強みは優れた技術および製品だとの考えを示した。また、海外進出にあたっては、比較的コストの低いECによる販売形態を採用したと説明した。
20年の家庭用セキュリティカメラ市場の世界シェア上位5位は、いずれも米国のブランドだった。Amazon傘下の「Ring」、「Arlo」、「Wyze」、「Google Nest」、「Alarm.com」の順となっており、この5ブランドが市場の約30%を占めた。上位6〜10位には「上海友訊設備」傘下の「D-Link」、アンカー(Anker、安克創新)傘下の「Eufy」、「杭州蛍石網絡」傘下の「EZVIZ」といった中国のブランドもランクインしている。
(36Kr Japan編集部)
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