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火鍋レストランチェーン「海底撈火鍋(かいていろうひなべ)」を運営する「海底撈国際控股(ハイディーラオ・インターナショナル)」は2月21日、21年度(1~12月)は38億~45億元(約690億~810億円)の純損失を計上する見込みだと明らかにした。売上高は前年比40%増の400億元(約7200億円)強を見込んでいるという。
損失の主な要因となったのは、レストラン事業の業績悪化だ。約300店舗を閉鎖したことなどによる長期性資産の除却損や減損などが33億~39億元(約600億~700億円)に上るとみられる。世界情勢の変化やコロナ禍の長期化、20年から21年にかけて実施したレストランチェーンの急拡大、社内管理の問題などが、レストラン事業の不振を招いたという。
海底撈の株価は21年2月、過去最高の85.75香港ドル(約1260円)に達し、時価総額は一時4700億香港ドル(約6兆9000億円)に迫った。しかし、その後は下落を始め、現在の株価は約19香港ドル(約280円)、時価総額は約3600億香港ドル(約5兆3000億円)が蒸発した。
(36Kr Japan編集部)
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