中国アパレル輸出額、22年はV字回復 対米日は縮小、ASEAN市場増加

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【新華社北京2月13日】中国繊維品輸出入商会がこのほど発表した2022の中国アパレル輸出分析によると、中国のアパレル輸出額は14年の1862億8千万ドル(1ドル=約131円)をピークに減少していたが、この3年は増加に転じ、22年までに19年比で20.0%近く増加した。

22年の輸出品のうち編み物と織物はいずれも量が減少し価格が上昇した。編み物は輸出額が4.4%増の785億6千万ドル、輸出量が2.3%減の215億着、平均単価が7.0%上昇した。織物は輸出額が9.5%増の741億5千万ドル、輸出量が3.4%減の128億着、平均単価が13.3%上昇した。

輸出先別では、米国への輸出が3.0%減の383億2千万ドル、日本が0.3%減の146億2千万ドル、EUが3.1%増の333億3千万ドルだった。東南アジア連合(ASEAN)は25.0%増の170億7千万ドルで、ASEAN市場は大きな発展の潜在力を示している。地域的な包括的経済連携(RCEP)の発効・実施にも促され、ASEAN向け輸出が全体に占める割合は9.7%で前年比1.7ポイント上昇した。北米市場でのシェアは顕著に低下し、EU市場では安定を維持している。

同商会アパレル分会は今年の見通しについて、複数の要因の影響を受け、中国のアパレル業界はより厳しい試練に直面し、上半期(1~6月)、特に第1四半期(1~3月)の輸出は下押し圧力が大きいとの見方を示した。一方で、世界の繊維・アパレルサプライチェーンで中国が依然として競争優位性を備え、核心的地位を占めているとし、国内の新型コロナウイルス感染症対策の最適化に伴い、国際往来が徐々に正常化しており、今年の中国経済は全体的な好転となる見通しで、貿易の安定化に強力なサポートを提供すると指摘した。

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