中国の半導体受託生産大手、中芯国際集成電路製造（SMIC）が10日に発表した2023年第2四半期（4～6月）決算は、売上高が前年同期比18％減（前期比6.7％増）の15億6千万ドル（1ドル＝約145円）、純利益が前年同期比21.7％減（同74.3％増）の4億300万ドルだった。同社は前期比の増収の主因としてウエハーの販売量増加を挙げた。

売上高に占める事業別の割合は、スマートフォン向けが前年同期比1.4ポイント上昇（同3.3ポイント上昇）の26.8％、モノのインターネット（IoT）向けが6.2ポイント低下（同4.7ポイント低下）の11.9％、コンシューマーエレクトロニクス（消費者用電子機器）向けが2.1ポイント低下（同0.2ポイント低下）の26.5％、その他が6.9ポイント上昇（同1.6ポイント上昇）の34.8％だった。（新華社北京）

中国の半導体製造装置メーカー、米国からの締め付けで自国内シェア拡大