中国乗用車市場、9月は28%減 ガソリン車ほぼ半減、NEVも苦戦

中国の自動車市場では、例年販売が伸びるとされる9月も、期待されたほどの伸びがみられなかった。中国自動車流通協会乗用車市場情報連席分会(乗聯分会)のデータによると、2026年9月の中国国内の乗用車小売販売台数は、前年同月比28.0%減、前月比では5.0%増の161万8000台だった。1~9月の累計小売販売台数は前年同期比21.7%減の1333万4000台だった。

特にエンジン車の販売が落ち込んだ。9月のエンジン車(通常のハイブリッド車〈HV〉を含み、プラグインハイブリッド車を除く)の乗用車小売販売台数は、前年同月比43%減の約53万台だった。このうち、HVを除く純ガソリン車などは49%減とほぼ半減した一方、HVは25%増加した。

新エネルギー車(NEV)も需要減の影響を完全には免れなかった。9月の新エネルギー乗用車の小売販売台数は前年同月比16.7%減の108万4000台だった。ただ、減少率は市場全体を下回ったため、新エネルギー車の小売販売に占める比率は67.0%に上昇し、過去最高を記録した。

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乗聯分会は、市場低迷の背景として、前年同期に補助金を利用した駆け込み需要が集中したことによる高い比較基準、中秋節の休暇日程、高いガソリン価格など複数の要因を挙げている。また、メモリーやチップの値上がりと供給逼迫も、一部の新エネルギー車の新モデル投入を遅らせたとしている。

一方、輸出は引き続き伸びた。9月の乗用車輸出台数(完成車および組み立て用部品セットを含む)は、前年同月比73.7%増の91万7000台だった。このうちNEVが輸出全体の60.8%を占めた。

乗聯分会は、輸出が自動車メーカーの成長をけん引する中核的な原動力となっており、一部メーカーでは販売に占める輸出の比率がすでに50%を超えていると指摘する。ただし、欧州連合(EU)側の貿易圧力が強まっており、今後は輸出の伸びが鈍化する傾向が徐々に顕在化するとも指摘している。

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(36Kr Japan編集部)

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