中国の車載冷蔵庫ブランド「ALPICOOL」、シリーズBで20億円超を調達 海外展開を加速

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車載冷蔵庫ブランド「冰虎(ALPICOOL)」を展開する佛山市艾凱控股集団が、シリーズBで1億元(約20億円)超を調達した。出資者は、金鼎資本(JINDING CAPITAL)、嘉御資本(Vision Knight Capital)、順為資本(Shunwei Capital)など。 今回調達した資金は、主に生産能力拡大と海外でのプロモーションに充てられる。

艾凱は2016年設立。車載冷蔵庫やポータブル冷蔵庫を開発・生産し、オンラインとオフラインで中国国内と海外に向けて販売している。移動可能なコンプレッサー式車載冷蔵庫は、生産・販売台数が4年連続で世界1位となっており、市場シェアは30%を超える。

消費者向け事業では、同社のブランドALPICOOLが国内外の電子商取引(EC)プラットフォームでトップクラスの販売台数を誇り、国内ではとくにトラック向けのオプション市場で高い認知度を獲得している。

法人向け事業にも注力しており、自動車の標準装備事業では、比亜迪(BYD)や広州汽車集団(GAC Group)、吉利汽車(Geely Automobile)などの中国EV大手と提携。オプション用のポータブル冷蔵庫事業では、RYOBIやAnker、Goal Zeroなど世界の関連ブランドと深い協力関係を築いている。

中国EV覇者のBYD、グローバル化を加速 24年は海外販売40万台目指す

*2024年3月18日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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