中山大とファーウェイ、眼科用AI大規模モデルを発表

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中国の中山大学中山眼科センターと通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は6日、共同で開発した眼科人工知能(AI)大規模モデル「ChatZOC」を広東省広州市で発表した。複雑な臨床情報の総合処理や患者への問診サービス、科学研究支援などを実現。患者サービスの効率向上を後押しする。
 
中山大学中山眼科センターの林浩添主任によると、ChatZOCは質の高い眼病診療ナレッジベースを基に、ファーウェイの基礎AIコンピューティング・フレームワークに依拠し、深層学習(ディープラーニング)や自然言語処理など複数の技術により多次元で標準化された訓練を実施。独自の革新的計算能力はファーウェイが提供し、全プロセスで訓練と使用の現地化を実現した。
 
同センター人工知能研究開発部の羅明傑博士研究員は、画像処理能力を備えるChatZOCは眼病の画像解析が可能だと説明。関連機能は今もテストと最適化を進めているという。
 
研究チームによると、ChatZOCは複雑な臨床情報を総合的に処理し、医師と患者の意思疎通を支え、医師の診療を補助するほか、患者に24時間の健康相談サービスも提供できる。テストでは支援モードでの患者サービスの効率は人の作業に比べ75%向上。医学教育や科学研究にも応用できる。(新華社広州)

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