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中国北京市で25日、5日間の日程で開かれた2024年世界ロボット大会が閉幕した。中国がロボットの科学技術イノベーション、応用拡大、業界のガバナンスにおいて世界的に重要な力となっており、ロボット関連の有効特許は19万件を超え、世界の約3分の2を占めることが大会関係者への取材で明らかになった。
中国工業情報化部の辛国斌副部長は「ロボットは人工知能(AI)技術と実体経済が深く融合する重要な分野であり、かつてない広さと深さで人々の生産・生活に溶け込み、人類社会のスマート時代への突入加速を促している」と指摘した。ロボット分野ではマルチソースデータ融合やヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)などの先端技術が絶えず進歩を遂げ、減速機、コントローラなど重要な部品の系譜が整いつつあるほか、溶接、スプレー塗装などに使われる産業用ロボット、手術、物流などで使われるサービスロボットは全体的な性能と安全性が持続的に向上していると説明した。
イノベーションにけん引され、ロボット産業の規模は拡大を続けている。データによると、中国は11年連続で世界最大の産業用ロボット市場となり、直近3年の新規導入台数は世界の半分以上を占めた。製造業のロボット密度は労働者1万人当たり470台になり、10年間で20倍近くに増加した。
辛氏は「サービスロボットは家庭向けサービス、医療・ヘルスケアなどの分野で大規模な応用を実現し、特殊ロボットは緊急救援などの分野で重要な役割を発揮している。ロボット産業の売上高は年平均約15.0%増加している」と語った。
国際ロボット連盟(IFR)のマリーナ・ビル会長は、中国はここ数年、ロボット分野で目覚しい成果を収めており、世界最大のロボット消費市場と生産国になっていると述べた。
(新華北京)
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