K12向けの教育軽量ロボットが大活躍、3Dプリンティング、プログラミングもできる

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10月15日、人工知能と教育用ロボットソリューションを提供する「越疆科技(DOBOT)」は、小学生から高校までのK-12向けの教育用超軽量ロボットアーム「DOBOT Magician Lite」を発表した。この製品は豊富なインタラクティブ・モードと高度な互換性を持つコネクタを備え、学生は存分に創造性を発揮できる。また、越疆は国内外の教育の専門家とともに、「PBL(課題解決型学習)」や中国政府が定めた「国家課程基準」に基づき、入門、基礎、上級の三段階のスパイラル・カリキュラムをデザインしているという。

このロボットアームには多くの特徴がある。まず、産業用に近い性能に達したことだ。Magician Liteは独自設計の一体型減速機、高精度ステッピングモーターを搭載し、関節の精度を高めたと同時に、よりコンパクトなサイズを実現した。中核部品の寿命は授業1000コマ分に相当する。精度面では、14bitの高精度磁気式アブソリュートエンコーダを採用し、繰返し位置決め精度は±0.2mmだ。

次に、多種多様なエンドツールを提供し、プラグ・アンド・プレイを実現していることだ。Magician Liteのアームの作業範囲は340mmで、ARM 32-bit Cortexプロセッサーを採用。ロボットアームは4軸で、ソフトハンド、吸盤、ペンを持つエンドツールなどがあり、物を掴んだり、持ち運んだり、文字を書いたりすることが可能だという。

そのほかの機能として、衝突検知や動作記憶機能がある。教育現場での安全性を考慮し、同社は協働ロボットの重要技術をMagician Liteにインテグレートし、衝突検知を実現した。動作記憶機能は、学生がプログラミングをしなくても、ロボットアームを手動で動かせば、アームがその動きを記憶し再現する機能だ。

また、Magician Liteをデザインする際、ロボット制御アルゴリズムと論理プログラミングを互いに独立した2つのモジュールとして分けた。その上でMagic Boxというプラットフォームを提供。これにより論理プログラミングの授業に使うこともできれば、単独のプログラミング・プラットフォームとしても使用できる。 ツールヘッドを交換すれば、3Dプリンティングなどの機能も利用できます。ほかにも、センサー用、通信用、モーター用、電源用など12の拡張インターフェースがあり、PIXYカメラ、ジョイスティック、色彩センサー、光電センサー、ベルトコンベア、スライドレールなどの設備やセンサーと接続することで、授業の様々なシーンに対応可能だ。

 

(翻訳:小六)

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