中国発AIロボット「JOYIN」、設立9カ月で累計110億円調達 家庭・公共向け2モデル開発中
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エンボディドAIロボットを手がける中国のスタートアップ「楽享智能科技(JOYIN)」がこのほど、エンジェルラウンドの追加ラウンドで2億元(約42億円)を調達した。出資は鍾鼎資本(Eastern Bell Capital)が主導し、既存株主のIDG資本も引き続き参加した。設立からわずか9カ月で3度の資金調達を完了しており、累計調達額は約5億元(約110億円)に達した。
JOYINは現在、屋内外で利用可能な2種類の製品ライン構築を進めている。1つは、音声対話や荷物の運搬が可能なキャタピラ式ロボット「W-bot(愛称:WaWa)」で、商業施設や公共空間での小売、警備、エンターテインメントなど幅広いシーンでの活用を想定する。すでに世界人工知能大会(WAIC)や世界ロボット大会(WRC)などに出展し、小売、教育、不動産、ペット関連企業などから関心を集めている。もう1つは、高さ60センチで20自由度を持つ小型家庭用ロボット「Z-Bot」(開発中)で、教育やコミュニケーション支援など新たな応用領域の開拓を目指している。
今回の資金調達により、JOYINは研究開発への投資をさらに強化し、コア技術の高度化と量産体制の構築を加速させる方針だ。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)