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中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)はこのほど、ブラジルのリオデジャネイロに同国初となるEVの研究開発・試験センターを建設すると発表した。投資額は3億レアル(約93億円)に上り、2028年の稼働を予定している。
同センターは、BYDが2024年に河南省鄭州市で開設した先進的な試験施設を参考に設計され、車両の速度や動力性能、航続距離などを総合的に検証する機能を備える。熱帯気候データの収集・分析を通じて、中南米に特有の高温多湿環境に対応した電池技術や車両性能の最適化を図る方針だ。
BYDは南米での事業展開を加速させている。ブラジル・カマサリに建設された乗用車工場は、25年7月に稼働した。当初の生産能力は15万台だが、段階的に60万台まで引き上げる計画だ。李柯(ステラ・リー)執行副総裁は26年3月、同工場がすでにアルゼンチンとメキシコから10万台を受注しており、ブラジルが南米全体をカバーする製造拠点になりつつあるとの認識を示した。
こうした動きの背景には、中国国内市場の成長鈍化に伴い、海外展開の重要性が増している状況がある。なかでも南米は、BYDのグローバル展開における重要な成長市場となっている。25年のブラジルでの販売台数は約11万3000台に達し、中国本土以外では最大の単一市場だった。
*1レアル=約31円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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