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中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)は10月9日、ブラジル工場で同社1400万台目となる新エネルギー車(NEV)をラインオフした。記念式典にはブラジルのルラ大統領が出席し、BYDの王伝福会長から記念車「宋(Song)Pro」が贈呈された。
同社が1000万台目のNEVをラインオフしたのは2024年11月18日。それからわずか9カ月余りで1400万台に到達したことになり、同社の生産拡大ペースの加速ぶりを示している。初の100万台達成までに13年を要したのに対し、その後の増加は指数関数的に伸びている。背景には、EV技術の成熟と世界的な需要拡大がある。
中国BYD、昔は外国車に学び、今は車体を分解して研究される側に。絶体絶命から新エネ車の世界王者へ、創業者が振り返る30年の経営史
BYDはブラジルでの事業展開からすでに11年以上が経過。現在ではBYDの電動バスが各都市の街並みに溶け込んでおり、BYD車のオーナーは17万人を超えている。2023年および2024年にはブラジル国内の新エネ車市場で販売台数トップを記録し、現地でのブランド定着が進んでいる。

2025年1〜9月の世界販売台数は326万146台となり、特に海外市場の伸びが顕著で、販売台数は70万台を突破し、24年通年を上回った。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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