BYD、2025年売上高18兆円で過去最高 海外販売100万台突破も「価格競争」の影

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中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は2025年通期決算を発表した。売上高は前年比3.46%増の約8040億元(約18兆円)となり、過去最高を更新した。一方で親会社株主に帰属する純利益は326億元(約7500億円)と前年比約19%減となり、増収減益となった。

事業別では、自動車および関連事業の売上高は前年比5%増の約6486億5000万元(約15兆円)と引き続き主力の収益源だった。スマートフォン部品・組立事業の売上高は同2.7%減の約1552億4000万元(約3兆6000億円)だった。

BYDは垂直統合型のサプライチェーンと独自のブレードバッテリーによるコスト競争力を強みとするが、中国国内で長期化する価格競争の影響を受け、粗利益率は前年の19%から18%へと低下した。これは過去5年間で最低水準となる。

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さらに、研究開発投資の拡大も利益を圧迫した。2025年の研究開発費は同17.1%増の634億元(約1兆5000億円)に達した。

販売面では、新エネルギー車(NEV)の年間販売台数は460万台に達し、世界首位を維持した。特に海外販売は105万台と前年比145%の大幅増となった。

同社は近年、海外での生産拠点建設や供給網構築を加速させており、「製品輸出」から「産業チェーン輸出」へと戦略転換を進めている。

BYD、ブラジルにEV開発・試験拠点建設へ 南米戦略を強化

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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