中国・快手、25年は増収増益 動画生成AI「Kling」が新たな成長エンジンに

中国ショート動画大手の快手科技(Kuaishou Technology)が2025年通期と10~12月期決算を発表した。通期の売上高は前年比12.5%増の1428億元(約3兆3000億円)だった。調整後利益は同16.5%増の206億元(約4800億円)で、純利益率は14.5%に上昇した。10〜12月期の売上高は前年同期比11.8%増の396億元(約9100億円)だった。

2025年は、「ショート動画バブル」が落ち着きを見せるなかでも、同社アプリの平均DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)は前年比2.7%増の4億1020万人となった。電子商取引(EC)事業も堅調に推移し、流通取引総額(GMV)は1兆5980億元(約37兆円)に達した。10~12月期は、年末セールなどの追い風を受け、GMVは前年同期比12.9%増の5218億元(約12兆円)となった。

快手は2025年も引き続き、人工知能(AI)戦略の深掘りを進めている。自社開発の動画生成AIモデル「可霊(Kling)」の商用化が進展した。KlingはマーケティングやEC、動画、ゲームなど法人顧客のワークフローに組み込まれ、世界のプロクリエイターに広く利用されているという。

動画生成AI競争に中国勢躍進。「PixVerse」開発元がシリーズBで約6000万ドル調達、アリババ主導

Klingによる10~12月期の売上高は3億4000万元(約78億円)に上り、12月単月の売上高では2000万ドル(約32億円)を突破した。年間経常収益(ARR)は2億4000万ドル(約380億円)に達し、AIを基盤としたSaaS関連の新事業が同社の新たな成長エンジンとなっていることを示している。

中国・快手の動画生成AI「Kling 2.0」、グーグルの「Veo 2」を抑えて性能評価世界一に

*1元=約23円、1ドル=約160円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事