「中国製造」から「中国創造」へーー中国ブランド価値、前年比7.6%増の330兆円

英国ロンドンに本部を置くブランド評価機関ブランドファイナンスは9日、2026年版の「中国ブランド価値トップ500」リポートを発表した。26年の中国上位500ブランドの価値総額は2兆1000億ドル(約330兆円)を超え、前年比7.6%増加した。中国ブランドは規模・質とも向上し、中国経済の潜在力を確認する重要な指標となっている。

ランキングをみると、動画投稿アプリ「抖音(Douyin、ドウイン)」が1535億4000万ドル(約24兆2600億円)で首位の座を維持し、世界のソーシャルメディアおよびデジタルビジネス分野でも引き続き欧米の老舗大手を追い越した。送電大手の中国国家電網は2位をキープし、特別高圧技術とグリーン(環境配慮型)転換の実践によって世界エネルギーブランドの手本となった。次に中国工商銀行、中国建設銀行、中国銀行、中国農業銀行の4大国有商業銀行が続いた。

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イノベーションが中国ブランドの価値上昇の主な原動力となっている。中国の人工知能(AI)はモデル構築から大規模な実用化の段階に進み、AI技術はメディアや電子、自動車、金融などの全産業チェーンに深く溶け込んでいる。中国のブランドは技術やブランド、サービス力向上を通じて自らの価値を高めており、これは経済の質の高い発展の方向性と合致している。

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ブランドファイナンスのデイビッド・ヘイグ会長は新華社の取材に応じ、中国のブランドは「メード・イン・チャイナ(中国製造)」から「クリエイテッド・イン・チャイナ(中国創造)」へ飛躍を遂げつつあり、イノベーションを核とし、ソフトパワーを支えとして、世界の舞台の中央へ着実に近づいているとの見解を示した。

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さらに、中国ブランドは「OEM」というレッテルを払拭し、発展途上国市場で急速に売り上げを伸ばし、先進国市場でも偏見をなくしつつあると評価した。今後数年間でより多くの中国トップブランドが世界ランキングに入り、「本土の強者」から「世界的大手」に変身するだろうと予想した。【新華社北京】

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