大型EVトラックに熱視線——載合卡車が累計230億円、中国物流のスマート化競争が激化

中国の大型EVトラックメーカー「載合卡車(ZTRUCK)」はこのほど、累計で10億元(約230億円)規模を調達したと発表した。出資者には百度(バイドゥ)傘下の百度風投(Baidu Ventures)、蘇州創新投資集団などのトップベンチャーキャピタルに加え、地平線機器人(ホライズン・ロボティクス)などの産業系企業、さらに中国工商銀行、中国建設銀行などの金融機関も名を連ねる。

載合卡車は清華大学蘇州研究院と蘇州高鉄新城の共同インキュベーションにより2022年に設立。新エネルギーで走行する大型トラックの車両開発およびスマート化に注力している。

同社は車両とクラウドを一体化する技術路線を採用し、独自開発の「4層協調安全アーキテクチャ」を提唱している。この安全構造は、ハードウエア面を担う「冗長設計のバイワイヤシャシー」を基盤に、アクティブセーフティの最終防衛線となる「高度運転支援システム(ADAS)」、通常時のメイン頭脳として機能する「車載エンドツーエンド大規模モデル」、そして全体を包括的にバックアップする「コネクテッド・クラウド制御システム」という4つの階層が互いに協調することで実現している。

すでにSFグループで導入されている

同社によると、航続距離1500キロメートル(km)を実現するフラッグシップモデル「遠洋艦(水素エネルギー)」は既に量産出荷されており、順豊集団(SFグループ)など物流分野の企業顧客に納入され、累計で100万km近い運用実績を達成している。

中国の大型新エネルギートラック分野では近年、資金調達のペースが明確に加速しており、1回での調達額および投資家の層も大きく拡大している。載合卡車のほか、零一汽車(ZERON) やDeepWay(深向科技) 、速豹科技(SuperPanther) 、海珀特(Hybot) などの企業も相次いで大型の資金調達を完了している。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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