中国レアアース大手「北方稀土」、純利益2.6倍 価格上昇とコスト低下が追い風
中国のレアアース(希土類)大手「中国北方稀土高科技(China Northern Rare Earth High-Tech)」は10月23日、2026年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比35.96%増の155億3400万元(約3700億円)、親会社株主に帰属する純利益は161.13%増の15億9300万元(約380億円)だった。1~9月期の累計売上高は36.45%増の413億3300万元(約9900億円)、純利益は136.55%増の36億4600万元(約880億円)だった。
利益の伸び率が売上高を大きく上回り、純利益も四半期ごとに増加している。今年1~3月期の純利益は9億1800万元(約220億円)、4~6月期は約11億3500万元(約270億円)、7~9月期は前期比約40%増の15億9300万元(約380億円)となった。
業績をけん引したのは、販売価格と販売量の双方の上昇だ。同社は、報告期間中に主力レアアース製品の販売価格が前年同期を上回り、販売量も増加したことで、売上総利益が拡大したと説明する。1~9月期のレアアースの精錬・分離製品、レアアース金属および磁性材料の生産量はいずれも過去最高を更新し、加工コストも低下した。7~9月期の総合売上総利益率は16.91%で、前年同期比6.51ポイント、前期比0.35ポイントそれぞれ上昇した。
他のレアアース企業の収益も改善している。「中国稀土集団資源科技(China Rare Earth Resources and Technology)」は1~9月期の親会社株主に帰属する純利益が前年同期比112.37%増の4億800万元(約98億円)だった。同社は、一部レアアース製品の価格上昇に加え、調達・販売戦略と製品構成の見直しが業績を押し上げたとしている。
*1元=24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)