中国POP MART、7~9月売上高ほぼ半減 「LABUBU」人気一巡で海外は7割減
中国アートトイ大手の泡泡瑪特国際集団(POP MART、ポップマート)は10月27日、2026年7~9月期の業績データを発表した。総売上高(未監査)は前年同期比45~50%減となり、人気シリーズ「THE MONSTERS(ザ・モンスターズ)」の主力キャラクター「LABUBU(ラブブ)」の世界的な人気で急成長を遂げた同社にとって、上場以来まれに見る大幅な四半期減収となった。
売上高は主要市場すべてで減少した。中国は25~30%、アジア太平洋では65~70%、南北アメリカでは70~75%、欧州その他地域では50~55%の減少となっている。
25年7~9月期は、LABUBUブームの追い風を受け、総売上高は245~250%増だった。特に南北アメリカでは1265~1270%、中国のオンライン販売では300~305%と急増した。25年通期の売上高は371億2000万元(約8900億円)に達し、THE MONSTERSシリーズ全体の売上高は141億6000万元(約3400億円)で、全体の38.1%を占めていた。
しかし、LABUBU人気が下火となり、中古市場でのプレミアム価格が下落するにつれ、POP MARTの成長ペースは明らかに鈍化した。26年1~3月期の総売上高は75~80%増だったが、上半期(1~6月)の伸び率は23.8%に縮小し、7~9月期はマイナス成長に転じた。海外市場とオンライン販売の大幅な落ち込みは、ヒットIPの勢いが衰えた後も成長を維持する難しさを浮き彫りにした。
経営陣は業績発表後の電話会議で、25年と26年上半期の売上変動が大きく、需要予測の精度に影響したと説明した。26年通期の業績見通しは下方修正したが、中国市場では依然として通期業績は増収を確保できる見通しとしている。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)