中国のiPhoneにアリババAI Apple Intelligence、12月に正式提供へ

米アップルと中国IT大手アリババグループは10月31日、提携を発表した。アリババ傘下の大規模言語モデル(LLM)「通義千問(Qwen)」が、アップル開発の人工知能(AI)機能「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」に一部組み込まれる。2024年に公開されたApple Intelligenceが中国本土で提供されるのは初めて。関連機能は11月4日から開発者向けベータ版でテストが始まり、12月に正式版のiOS 27.3とともに中国のユーザー向けに提供される。

今回提供されるApple Intelligenceの機能には、リアルタイム翻訳、写真のクリーンアップ(写真に写り込んだ不要なものを削除する機能)、文章作成ツール、通知の要約などがある。Qwenは音声アシスタントのSiri、文章作成ツール、ビジュアルインテリジェンスに組み込まれ、テキストや画像の理解、コンテンツ生成などの機能を提供する。ユーザーは複雑な質問をSiriを通じてQwenに尋ねたり、写真やPDFなどのファイルを分析させたりできる。文章作成ツールには「千問創作(Compose with Qwen)」という機能が新設され、テーマに応じた文章や画像を生成する。ビジュアルインテリジェンスではQwenを呼び出し、カメラで撮影した物体や場面を認識できる。

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Qwenを利用するかどうかはユーザーが任意で選択でき、共有する情報も自分で決められる。質問や文書、画像をQwenに送信する前には、システムがユーザーの同意を求める。アリババは、ユーザーからのリクエストと生成された回答をモデルの学習に使わないとしている。

アップルは、今年の年次開発者会議(WWDC)で発表した次世代Siriは、今回の中国向けアップデートには含まれないことを明示した。まずはiPhone 15 Proシリーズ、iPhone 16以降の機種、iPhone Air、iPhone Duoなどに限り提供され、iPadやMacについては今後の承認を待つ必要がある。

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(36Kr Japan編集部)

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