10月11日、傘下に海運、港湾などの物流サービス会社を抱える中国政府系複合企業「招商局集団（China Merchants Group）」が、アリババおよびアリババ系列のフィンテック企業「アント・グループ（螞蟻集団）」と、浙江省杭州市で戦略的パートナーシップ協定を締結した。

今回の協定内容は、3社がインダストリアル・インターネット、金融サービス、物流、新興産業などさまざまな事業領域において緊密に連携し、各事業でデジタルトランスフォーメーション（DX）を推し進め、実体経済の発展に活かすというもの。

また同日、各社は将来的なブロックチェーン技術の活用についても、アント・グループが持つ同技術における優位性により、共同で物流エコシステムを確立し、港湾および海運のためのブロックチェーンインフラの構築、ブロックチェーン技術に基づくスマートサプライチェーン製品の模索など、多方面で分野をまたいだ提携の推進を検討していくことで合意した。