中国通信事業大手「中国移動（チャイナモバイル）」傘下の「中国移動通信集団終端有限公司（China Mobile Device）」の調査研究部門「中国移動終端実験室」が『2020年第二期5Gデバイス消費傾向レポート』を発表した。それによると、2019年の5Gライセンスの発行以来、中国の5Gスマートフォンは急速に発展しており、2020年末までに5Gデバイスの接続数は2億件を超えたという。2021年も5G端末の機種、販売量とも急速な増加が続き、5Gデバイスの産業チェーンはますます強化されていくと見込まれる。

また、中国工業情報化省の報道官で運行監測協調局局長の黄利斌氏は記者会見で「我が国のデータ通信の単価が大幅に下がった主な要因は5Gの急速な普及にある。5Gプランのデータ通信料の単価は現在、1ギガあたり4.4元（約73円）まで下がった」と述べた。