個人間カーシェアの「ATzuche」がIPO計画 シェアモビリティ初の上場企業となるか

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個人間カーシェア・プラットフォーム「凹凸出行(ATzuche)」を運営する「上海楽享似錦科技」が、近年登場したSPAC(特別買収目的会社)モデルにより、年内に米ナスダックで上場する計画だと報じられた。時価総額は60〜70億元(約1010億~1180億円)になる見通し。

上海楽享似錦科技は2013年7月に設立され、本社を上海に置く。凹凸出行プラットフォームを通じて、オーナーは使っていない自家用車を別のドライバーに貸し出すことができ、ドライバーも多種多様な車種を選択可能だ。プラットフォームは車両を所有せず、ドライバーの管理についても責任は負わない。

シェアモビリティ業界は上場ブームを迎えている。4月、ソフトバンクグループも出資する中国配車サービス大手「滴滴出行(Didi Chuxing)」が、ニューヨークでのIPO(新規株式公開)を非公開の形で申請、早ければ7月の上場を希望しているとの報道があった。 4月13日には「嘀嗒出行(Dida Chuxing)」を運営する「北京暢行信息技術」が香港証券取引所に2度目の目論見書提出を行い、4月24日には「哈囉出行(Hello Global)」も米国で上場すべく、IPO目論見書を提出している。

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