仏ファッションブランド「DESTREE」、シリーズAで資金調達 中国・日本での事業拡大を計画

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フランス発のファッションブランド「デストレー(DESTREE)」が4月21日、「セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)」(以下、セコイア)が主導したシリーズAでの資金調達を完了した。セコイアを代表して出資を主導したのは、ファッション誌「ヴォーグ・チャイナ(VOGUE CHINA)」の元編集長で、現在はセコイアの投資パートナーを務めるアンジェリカ・チャン(Angelica Cheung、張宇)氏。

セコイアはこれまでに、仏ファッションブランド「アミ・アレクサンドル・マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」、カナダを拠点とするファッションECサイト「エッセンス(SSENSE)」および韓国ファッションブランド「WE11DONE」に出資している。

今回の資金調達では、チャン氏のほか、歌手のビヨンセやリアーナ、俳優のジェシカ・アルバ、モデルのジゼル・ブンチェンなど出資者全員が女性だという点にも注目が集まっている。

調達した資金は、人材獲得とデジタルネイティブ世代を対象としたマーケティングの強化、パリ、ニューヨーク、中国および日本での小売事業拡大に充てられるという。

デストレーは2016年、ジェラルディーヌ・ギヨ氏とラティシア・ロンブローゾ氏によって設立された。設立から5年を待たずに「ヴォーグ・パリ(VOGUE PARIS)」などの主要ファッション誌に掲載されたほか、インスタグラムで活躍するファッションインフルエンサーの支持も集めている。すでに世界各国の卸先80社以上を通じて商品を販売しているが、今後は直営オンラインストアの強化や直営店の開設を進める方針だという。6月には高級ブランドが集まるパリのサントノレ通りに1号店がオープンする予定となっている。

(36Kr Japan編集部)

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