国際送金決済「Airwallex」が資金調達 アリババとテンセントも出資

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オーストラリアに拠点を置くワンストップクロスボーダー決済プラットフォームの「Airwallex(空中雲匯)」が、シリーズD+の資金調達を完了したと発表した。公開の取引には、アリババ・アントレプレナー・ファンド(Alibaba Entrepreneurs Fund)を新たに投資家として迎えた。Airwallexは、今後中華圏における業務を強化していくと表明している。

2015年に、オーストラリアのメルボルンで設立されたAirwallexは、プラットフォーム型企業(越境EC、オンライン旅行、物流、留学、金融、デジタルマーケティング、オンライン娯楽など)にクロスボーダー決済サービスを提供している。同社は海外送金業務で起業し、その後国際決済サービスや金融システムの構築スキルの発信やプラットフォーム統合にも手がけている。2019年、KPMGとオーストラリアベンチャーキャピタルのH2 Venturesが共同で発表した年次レポート「2019 FINTECH100」にも入選した。

今年4月、同社はシリーズDで1億6000万ドル(約170億円)を調達した。既存の投資家にはアリババのほか、テンセント、セコイア・キャピタル・チャイナ、DSTグローバル、オーストラリア・ニュージーランド銀行の投資部門である「ANZi Ventures」、セールスフォース・ベンチャーズ(Salesforce Ventures )、マスターカード(MasterCard)などの大手企業もある。

Airwallexは現在、400人以上のチームを抱えており、 香港、メルボルン、上海、深圳、北京、シンガポール、ロンドン、サンフランシスコ、東京、バンガロールなど世界に10拠点を展開している。

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