AirPodsの受託生産を手がける「ラックスシェア」が好業績、アップル製品の需要旺盛

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米アップルの産業チェーンにおけるリーディングカンパニーとも称される中国の電子機器の受託製造サービス(EMS)企業「ラックスシェア(立訊精密)」の業績が、市場の予測を大幅に上回った。

ラックスシェアは8月24日、2020年の中間決算を発表した。上半期の売上高は前年同期比70%増の364億5000万元(約5590億円)、純利益は同69%増の25億4000万元(約390億円)と、市場予測を著しく上回った。また、第2四半期の売上高は前年同期比60.5%増の199億4000万元(約3060億円)、純利益は同75.7%増の15億6000万元(約240億円)であった。同社が製造・組立を請け負うアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods」の需要増やアップルが展開した大規模なプロモーション活動などがこの好業績を牽引した。

大手投資銀行の「中金公司(CICC)」が発表した調査報告によると、20年下半期から21年にかけて、アップルの産業チェーンにおけるビジネス機会は堅調なものになるという。アップルは今年下半期、iPhone12のほかに5つの新作ハードウェアをリリースするとされているが、そのうちラックスシェアはAirPods、AppleWatch、ワイヤレス充電パッド「AirPower」、紛失防止タグの「AirTag」と4製品の組立業務に関与すると見込まれる。こうしたことから、同社はアップルの産業チェーンにおいて20年下半期から21年にかけて最も利益を受ける企業のひとつとなる。

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