インド金融情報メディア「VCCircle」によると、同国の美容系ECサイト「Nykaa（ナイカ）」が2022年初頭までの上場を計画しているという。

インドのプラットフォーム事業者ではEC大手の「Flipkart」、フードデリバリーサービスの「Zomato」、家具や家庭用品のオンライン販売を行う「Pepperfry」も上場に向けて準備を進めているが、Nykaaもその列に加わる形となる。Nykaaはインド国内で上場する方向のようだが、海外募集による株式の売り出しも検討しているという。

2012年に設立されたNykaaは、2019年3月に実施した資金調達を経てユニコーン企業になっている。現在は1200以上のブランドと提携しており、化粧品、スキンケア製品、ヘルスケア用品、パーソナルケア用品などを取り扱う。ひと月あたりの閲覧数は5500万、注文数は1300万超にのぼる。

昨年は新型コロナウイルス感染症の流行により、インドではオンラインで買い物する消費者が急増。Nykaaも多大な恩恵を受けた。