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中国の生活関連サービス大手「美団(Meituan)」がこのほど発表した2022年12月期通期の決算は、売上高が前年比22.8%増の2199億5000万元(約4兆2200億円)、純損失は66億9000万元(約1280億円)、調整後の純利益は28億3000万元(約540億円)となった。
うち、10〜12月期の売上高は、前年同期比21.4%増の601億2900万元(約1兆1500億円)と市場予想を上回った。純損失は10億8000万元(約200億円)、調整後の純利益は8億3000万元(約160億円)だった。
フードデリバリーや日用品宅配サービス「美団閃購(Meituan Instashopping)」、宿泊・交通チケット予約などを含む「中核生活関連サービス事業部門」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響はあったものの、売上高は前年比で17.6%増となった。営業利益は前年比56.8%増の295億元(約5600億円)、営業利益率は前年の13.8%から18.4%に上昇した。
住宅地向け共同購入サービス「美団優選(Meituan Select)」や生鮮食品に特化した即時配送サービス「美団買菜(Meituan Grocery)」、飲食店向け卸売サービス「快驢」、オンライン配車予約などを含む「新事業部門」は、売上高が前年比39.3%増の592億元(約1兆1300億円)、営業損失は284億元(約5400億円)に縮小した。
即時配送サービス全般の取引件数は、前年比14%増の177億件となった。中でも、フードデリバリーサービスの1日当たりの注文件数が最大で6000万件を突破した。また、ユーザー1人当たりの年間平均取引件数は40.8件に達した。
美団は22年末までに、深圳と上海でドローンによる配送を開始している。深圳のドローン配送路線は18の社区(コミュニティー)とオフィスビルをカバーしており、約2万世帯にサービスを提供することが可能だという。
*23年3月29日のレート(1元=約19.2円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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