競争激化の東南アジアEC市場、大手ラザダがアリババから約1200億円を調達

東南アジアの電子商取引(EC)大手「Lazada(ラザダ)」はこのほど、中国の同業アリババグループから8億4500万ドル(約1200億円)の追加出資を受けた。

ラザダは2012年に設立され、シンガポールに本社を置き、主にインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの東南アジア6カ国で事業を展開している。16年にアリババの傘下に入り、これまで7回にわたり総額約60億ドル(約8400億円)の出資を受けた。現在はアリババの国際デジタルコマース事業に含まれている。

ラザダの21年の年間アクティブユーザー数は1億3000万人、月間アクティブユーザー数は1億5900万人に上っている。

東南アジアのEC市場は急成長中で、複数の企業が日々激しい競争を繰り広げている。ラザダの最大のライバル「Shopee(ショッピー)」は、中国ネット大手のテンセントが筆頭株主のSea Group(シー)が展開している。シンガポールのコンサルティング会社「MomentumWorks」がまとめた22年の東南アジアEC企業の流通取引総額(GMV)ランキングによると、ショッピーが479億ドル(約6兆2000億円)で1位、ラザダは201億ドル(約2兆8000億円)で2位だった。

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23年に入ってからは動画投稿アプリの「TikTok(ティックトック」がEC機能「TikTok Shop」の東南アジア展開を本格化させ、中国EC大手「拼多多(Pinduoduo)」傘下の格安越境EC「Temu(ティームー)」も東南アジア市場への参入を準備している。

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*2023年7月21日のレート(1ドル=約140円)で計算しています。 

(36Kr Japan編集部)

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