世界を席巻する格安EC「Temu」にスマホブランドが初出店。新興市場で人気の「TECNO」とタッグ

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中国携帯電話大手「伝音控股(Transsion)」傘下のスマートフォンブランド「TECNO」はこのほど、越境電子商取引(EC)プラットフォーム「Temu(ティームー)」に出店したと発表した。スマホブランドがTemuに出店するのは初となる。TECNOはまず、メキシコ市場に向けてオンライン販売を開始する。

伝音控股は2016年設立だが、その前身となる会社は06年に創業されている。同社は08年、世界のスマホメーカーが避けていたアフリカ市場に狙いを定め、15年間にわたって着実に事業を進めてきた。22年には、アフリカのスマホ市場で4割のシェアを獲得している。また、23年7〜9月期には出荷台数でvivoを抑え、世界シェア5位のスマホメーカーとなった。4位のOPPOにも僅差で迫った。

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伝音控股は現在、アフリカに続く第2の成長市場を見つけるため、東南アジアや中東、インド、中南米など新興市場の開拓に注力している。Temuへの出店は、新興市場を中心とする同社のグローバル戦略を加速させる大きな一歩となるだろう。

Temuは22年9月に米国向けサイトを開設して以降、低価格販売、物流の完全委託、そして積極的かつ効率的なマーケティング戦略で瞬く間に市場を拡大し、すでに49カ国への進出を果たしている。

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(36Kr Japan編集部)

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